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目標経営教室 第28回(最終回)

長きに渡り連載してきた目標経営教室もいよいよ最終回とさせていただきます。
今まで27回に渡り、私どもアクシィ経営支援室が提唱する『目標経営』について解説させていただきました。
中小企業を巡る環境は、“高度成長”→“安定成長”→“低成長”の時代を経て、世界のどの国も経験したことのない「急激な人口減少」の時代に突入しています。  日本人を対象とした市場は縮小し、日本人労働者も大きく減少します。  企業は「成長戦略」として“海外市場への進出”もしくは“国内での外国人市場の拡大”を指向し、また、“外国人労働者を雇用し生産性を上げる”方法を作り出す必要があります。
このような時代には、“真の経営”=『目標経営』を実践することが必要です。  最終回は、『目標経営』の全体像を復習したいと思います。

 

『経営』とは何か?  私たちは、経営とは、“経営資源を有効に活用し、会社の目的を達成すること”と定義づけています。
“経営資源”とは「人」「物」「金」「情報」をいうのですが、これらが十分に満たされている中小企業はまずありません。限られた経営資源を「有効に活用」することが重要です。
それでは“会社の目的”とは何でしょうか?
私たちは会社の目的は“経営者の想い”であると考えています。  “経営者の想い”を、“経営資源を有効に活用して達成する”こと、これが『経営』なのです。

“経営者の想い”とは、「将来どんな会社にしたいか?」ということです。しかし、その“経営者の想い”自体が必ずしも明確に示されていないことが多く見受けられます。
「経営者自身は明確な“想い”を持っているのに、それが明確に示されていないために周りの人たちが理解していない」という場合もありますが、「経営者自身が明確な“想い”を持っていない」ということも良く目にします。
確かにこの混沌とした経営環境の中、“想い”を明確に示せないこともあるでしょう。しかし、「明確な“想い”を持つ」ことが『目標経営』のスタートです。

さて、経営者の“想い”は、究極的には会社の目的をであり、これは「経営理念」に示されたものです。経営理念は、その企業の価値観であり、目指す目的なのです。

この目的を確実に達成するためには、目的達成のための通過点である『目標(ビジョン)』を“想い”として表現することも必要となります。例えば5年後の会社のイメージを具体化し、目標とするのです。
そして、その“目標”を達成するための「行動計画(戦略・戦術)」をたて、それを実行したことによる結果を予測し、数値化して「数値計画」に落とすのです。
「行動計画」を立てる上で重要なことは、将来を考えるのですから、経営を取り巻く環境がこれからどのように変わるかを「予測」することです。
経営を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。その環境に順応できるかが成長につながるといっても過言ではないでしょう。そして環境に順応するためには、自社の“強み”がどこにあり、“弱み”が何なのか?を分析し、環境変化に合わせて自己が変わってゆくことが必要なのです。
そのための分析方法の一つとしてSWOT分析を紹介しました。
また数値計画は、数年間の年度毎の目標数値を示した“中期経営計画”を立て、そのうちの一年を月次の目標数値に落とした“単年度経営計画”を策定します。

更に行動計画は、5W2Hに落とし込んで“アクションプラン”を作成します。“アクションプラン”はできれば各人別に週単位に落とし込みたいものです。それにより「実行」するための明確に行動指針となるからです。

そして従業員全員が、このアクション計画に基づき「実行」します。

行動した結果は検証することが必要です。目標達成の進捗状況を確認するのです。
“計画どおりに行動したか?”“その結果の数値が達成されたか?”等です。
計画どおりにことが進まないこともあるでしょう。というか、計画どおりに進まないのが世の常です。
必ずしも計画どおりが最良というわけではなく、目標以上に成果が出れば、それはそれで良いはずです。目標達成できなかったら、どうやってそれを取り返すのか?を考えなければなりません。いずれにしてもその内容を分析し、最終的に目標が達成できるようにするためのアクションを導き出すのです。

明確なビジョンの基、“Plan”“Do”“Check”“Action”のいわゆるマネジメントサイクルを回す、これが『目標経営』なのです。

『目標経営』を実践する。これがこの厳しい経営環境の中で中小企業が成長するための必要条件であると、私は思っています。

先にも書いたとおり、『目標経営教室』の連載は、今回を最終回とさせていただきます。
私は、この『目標経営』の実践が、これからの厳しい経営環境の中で中小企業が生き延びるために必要であると確信しております。
この“目標経営”の学びの場として、5年前から“管理会計研究会”(中小企業サポートネットワーク-SmallSun主催)を開催しております。また、その実践の場として“中期経営計画策定教室(将軍の日)”の開催や、P-D-C-Aを回すお手伝いをする“アクションサポート”業務を提供しております。
『目標経営』をより深く理解したい方は、是非それらもご検討いただければ幸いです。

ご覧いただいた皆様の会社の成長発展を祈念し、目標経営教室の最終回を締めさせていただきます。
2年余りに渡り、『目標経営教室』をご覧いただき、ありがとうございました

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会社概要

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