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所長のぼやき 2018-7

会社の明るい未来を描くには!

「会社の将来の姿」描けていますか?

会社の将来の姿を想い描くことは、経営者にとってとても大事なことなのですが、「なかなか明るい未来を描けない」という方も多いのではないでしょうか。

先日行われた管理会計フォローアップ研究会で、会社の将来を予測する上で効果的と思われる方法が紹介されたので、今月はそれをお話ししたいと思います。

 

私が提唱している『目標経営』は、経営者が将来の会社の姿を明確に描き、それを達成するために“今何をするか”“これから何をするか”を具体化し、実行するというものですが、将来の姿をなかなか描けないという経営者の方も多くいるのが現実です。

“会社の将来の姿”、それはまさしく“経営者の想い”であり、それは明るい未来を示すものでなくてはなりません。
なぜならば、その“想い”は従業員と共有して達成するもので、それが明るくなくては誰も共有したくないからです。

しかし、昨今のような厳しい経営環境の中、“明るい未来”を描くことはそう簡単なことではありません。
どのようにしたら“明るい未来”を描くことができるのでしょうか?

先日行われた「管理会計フォローアップ研究会」では、講師に(株)日本経営支援センターの萩原正英氏をお招きし、「商品戦略~売れる商品・サービスとは~」というテーマで行われました。

その中で萩原氏は、会社の将来を考える上で、「まず10倍の売上を想定しなさい」と言います。
会社の将来を予測する上で、多くの人は「現状の何パーセント増し」のように考えることが多いそうです。過去の実績を踏まえて考えれば、それが精一杯なのかもしれません。
しかし、あえて「10倍の売上を想定しろ」と言うのです。
そして、それを実現するためのありとあらゆる方法を考えます。
その後、そこで出てきた方法のうち、出来ないものを排除していくというのです。

現状の何パーセント増しというやり方だと、多くても2~3割増しであることが多いのですが、この“10倍法”だと、なんか出来るような気がしてきて、結果として2~3倍になるのだそうです。

「将来を描きそれを達成するための方法を考える」。
この思考法だと“不可能”と思えることが“可能”になるのです。

私どもで行っている「管理会計研究会」では、将来の“ビジョン”を掲げることが経営にとってもっとも大事だと言い続けています。
過去の状況を見て将来を予測する“分析予測型”から、将来の目標を定め、それを達成するための行動を計画する“将来予測型”に経営の手法が変化しているのです。

かつての高度成長期のような右肩上がりの時代は「分析予測型」でよかったのですが、今は「将来予測型」でなくては経営できない時代になっているのです。

そのように経営環境が変わっているのです。

そして、将来のビジョンを考える上で、この10倍法はとても効果的な方法だと思います。
皆さんもぜひ実践してみてください。

 (山本哲郎)

【おまけ】
先日、富山での管理会計研究会(基礎編)全10回が終了しました。
受講者の感想をいただいておりますので、記載させていただきます。
皆様もよろしければ次回の管理会計研究会をご検討ください。

 弊社では、将来のビジョン、中期計画(5年)、会社方針にもとづき、各部門毎に、数値計画、行動計画をたて、今期も7月1日からこれまでの品質重点から、今期は収益を重点に活動を開始しました。
これを進めるに際し、財務会計からの視点も大切ですが、いざ、経営課題解決に向けては、管理会計からの視点、考え方が重要だと気付かさせて頂きました。
又、これにより、当社がまだ至っていないこと、自分が更に全然至っていないことにも気付き、自分にとっては、気付きの場、気付けれる会になりました。当研究会への感想は「勉強の会」ではあるものの「気付きの会」という印象も強いです。
又、当研究会を通し御参画経営者の皆様のお考えや経営課題をオープンな雰囲気でお話頂き、それを拝聴させて頂き、これを研究会参画者が共有し合い、一緒に考えれる貴重な会だったと  思います。  今後、管理会計の考え方、参画企業の経営者様からお話頂いたことも参考にし、決めたら決めた事を信じて、今後、実行していこうと思います。  これを背中から押して頂いた様な会になりました。
 (製造業 生産技術部部長)
感想は一言で言うと受講して良かったです。  今回幹部のみの受講を予定していましたが、一緒に参加して会社のビジョンを考えれた事また自社の財務会計のみの分析指標だけの判断や経営計画の具体化などとにかくいろいろ課題が明確になりました。
私はつなぐ立場として社内を巻き込んで活かしていく事が使命なので気づいた事を実践あるのみです。
しかし進め方がまだまだ問題があるので今後またフォロー研修などは参加していけたらと思います。
まずは社内での幹部塾で振り返りをしていきます。
 (電気工事業 取締役副社長)
管理会計という言葉を知っているだけだった私が、今回の研究会に参加させていただき、本当に良かったと思います。
経営者の思いや考えを明確にし、それを具体的な計画にして社員と共に進めていく。さらには、経過確認もやっていく。
そのために必要な手法が管理会計(経営のための会計)であるということがわかりました。
課題をしっかりと作り直して自社の計画づくりに活用させていきます。
  (メンテナンス・サービス業 代表取締役)
・体系的に管理会計の基礎を学ぶためのテキストがわかりやすい
・実例と共に説明してくださるので腑に落ちる
・自分達の足りないところに気づき、心改めるきっかけとなる
・右手にそろばんを、左手に夢をもってこそ現実化できるとわかる
・同僚とワークシートを作成することにより関係性が深まる
・基本を学んだら、自社仕様にして実践したくなる
・ぜひ研究会に参加したい
 (建設コンサル業 代表取締役)
当初、管理会計とお聞きし、私自身正直、苦手分野でした。
しかし、自社の数字をもとに、現状分析や今後のビジョンを考えていく中で、現実的な数字を当てはめて考えることにより、理解し易かったですし、その結果を踏まえ、今後幹部社員としてどうしていくべきかという使命を感じ、具体的にやらなければいけない事も明確になった気がします。
また、異業種の経営者や幹部社員の方々との意見交換も私にとって良い経験になりました。
今回学んだ事を今後どう活用・実践するかがポイントになります。
学んだ事から自社の経営資産を有効に活用し、会社の目的を達成していきます。
学ばせて頂きありがとうございました。
   (卸売業 取締役総務部長)
今回の管理会計を学ぶ事・触れる事によって客観的な視点が生まれた感じがいたしました。
どうしても現場サイドからの視点になってしまう中、経営者の意思決定・思い・構想など、 その立場には立つことができないにしても、気持ちや視点が少しは立つことが出来ました。
ビジョンと目標数値とのリンクがどうしても理解できずにいましたので、その糸口にもなり、また、根拠のある数値管理が絶対的に必要であることも学ばせていただきました。
学んだ事を勉強としてだけではなく、実践に結び付けて会社の取組み・見える化としていきます。
 (電気工事業 工事部部長)

ご感想をお寄せいただいた参加者の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

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