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所長のぼやき 2019-3 国境の壁

 アメリカのトランプ大統領はメキシコとの国境に「壁」を作ろうとしています。  中南米からの不法移民の越境がアメリカの労働者に不利益を与えていること、また密輸や犯罪の抑止がその理由のようです。
しかし、多くの人は「壁を作ることが最善の策ではない」と考えているようです。
要はトランプ大統領が政局に利用しているということなのでしょうが、なぜこんなことをしなければならないのでしょうか?
「国境の壁」というと、ベルリンの壁を彷彿してしまいます。
長きにわたるベルリンの壁は、不幸な歴史としてきざまれ、壁の解放は事由の象徴として記憶に残ります。
それなのになぜ今、壁を作らなければならないのでしょうか?

メキシコ国境の壁建設費を含む予算案は、米国議会の下院でも上院でも否決されました。
共和党内でも造反者が多く出た結果の否決だったようです。
一方トランプ大統領は、否決されても一向に引く気配は見せず、議会の決議に対して拒否権の発動まで考えているようです。
予算が議会の承認を得られない状況にあることから政府機関が停止し、国民生活に支障がでてきている状況で、「もういい加減にしてくれ!」というのが米国民の本音でしょう。

トランプ大統領は、かつての大統領選で壁建設を公約としていたこともあるのでしょうが、その考え方の根底にあるのは、やはり「白人至上主義」なのでしょう。

白人至上主義といえば、先日ニュージーランドでテロが発生しました。
銃乱射で50人もの命が失われてしまいました。
このテロは、白人至上主義を唱え、移民を敵視する人間が起こした犯行ということです。
ニュージーランドというと日本人も観光で多く訪れる平和な国というイメージが強いのですが、恐ろしい事件が発生したものです。

民族の違い、宗教の違い、文化の違い、いろいろな理由はあるのでしょうが、「他を受け入れる」という気持ちがなければ人間関係も国家間の関係もうまく行かないのだと思います。
他人のことを憚る気持ちは人間関係の潤滑剤です。  それは忖度(そんたく)のようなものではなく、相手を推し量った上で自分の考えを形成し、決して自分の考えを曲げるのではないけれども他人の考えも受け入れるというものなのだと思います。

世界中の人がそのような気持ちになってくれれば争い事など無くなるのだろうに。
そんな気持ちでいっぱいです。

そんなの無理!と言われるかもしれません。
しかし、県境や州境でもめることなんて、ほとんど無いですよね。
日本は陸地での国境が無いから理解できないのかもしれませんが、国境が県境や州境のようになってもらいたいものです。

そういえばヨーロッパではEUがそれを実現しているのですよね。
もっともイギリスの離脱問題でもめにもめている訳ですが・・・。
そして離脱問題で迷走している理由も、イギリスと北アイルランドの国境問題が大きく関わっているのでしたね。

なんか世界中が利己的になり、世界秩序が大きく変わってきているような気がして、大変不安になります。

世界のまとめ役であったはずのアメリカが自国第一主義を掲げ、それを掲げたトランプ氏にべったりの日本。これもまた不安です。

平和な国ニュージーランドのような事件が、平和な国日本で起こらないことを切に願います。

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