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【所長のぼやき2019-12】2019年を振り返って

「平成」に始まり「令和」となった今年も残すところ後わずかになりました。
新天皇の即位を内外に示す先日の大嘗祭は荘厳に執り行われ、新しい時代の幕開けといった気がします。
この変化の年2019年は皆様にとってどのような年だったでしょうか。
今回の“所長のぼやき”では2019年の出来事を振り返ってみたいと思います。

(スポーツ)

2019年はスポーツ界ではとても明るい年でしたね。

昨年、テニスの全米オープンで優勝をした大坂なおみが今年1月に行われた全豪オープンでも勝利を収め、一時世界ランク1位になるという快挙を成し遂げました。年間最終ランキングでは3位となってしまいましたが、それでもすごいことです。

そしてゴルフでは8月に渋野日向子が全英女子オープン優勝という、これまた快挙を達成しました。渋野日向子は昨年プロテストに合格したばかり、今年国内で初めて1勝して望んだ全英女子オープンで優勝するなんて、誰が想像したでしょうか。
最終ホールのバーディーパットを決めたときは、本当に感動しました。
また優勝しただけでなく、その笑顔に満ちた表情、天真爛漫なキャラクターがスマイルシンデレラの愛称で世界を魅了させてしまいましたね。
その後の国内ツアーでも観客の数が鰻登り。本当にスゴイ!アッパレです!

大坂にしても渋野にしても、二人とも二十歳そこそこの若者が世界の王者なんて、「若者、恐るべし」ですね。

また9月には日本で初めてラグビーのワールドカップが開催され、ベスト8に入りました。体力的に日本が上位に行くのは難しいのではないかと思っていたのですが、大方の予想に反しアイルランドに勝ち、スコットランドにも勝つという快挙を果たしてくれました。
今年の流行語大賞となったONE TEAMというスローガンの基団結し、結果を出しました。これまた感動です。

更に11月には野球では侍ジャパンが韓国を破り、10年ぶりの世界一。

今年はスポーツでは本当に日本(人)が活躍した年でしたね。

一方、2月に水泳の池江選手が白血病を公表、オリンピックでの活躍を皆期待していたのに、とても悲しい出来事でした。早く回復して元気な姿を見せて欲しいものです。

来年はオリンピックイヤーです。マラソンと競歩の会場が札幌に変更になるという騒動もありましたが、日本人の活躍に期待しましょう。

(事故・事件)

明るい話題から一転して、悲しい出来事も多くありました。

4月には池袋で88才の高齢者が運転する車が暴走し、母子二人が亡くなるという悲惨な事故が起こりました。
ここまで高齢ではなくても最近高齢者の事故が多発していて、高齢者の運転の可否が問題になっていますね。
私も事故を起こすと“また高齢者が!”なんて言われかねないと思うと恐ろしくなります。気をつけなければ!

また、煽り運転も大きな問題になっていますね。
一昨年の、東名高速で停車させられ後続の車に突っ込まれ夫婦二人が死亡した事故を彷彿とさせるような事件もありました。常磐高速道で強制的に停車させ、幸いに事故にはならなかったものの、ドライブレコーダーが映し出したバットで暴行する映像は衝撃的でした。
ここまでのことはないとしても、前の車がタラタラ走っていると、ついつい煽ってしまうこともあるかもしれません。
ドライバーのマナーについて考えさせられる出来事でした。

事件では、7月に京都アニメーションの放火という悲しい事件がありました。
何の罪もない将来のあるアニメーター達36人が、逆恨みの青年に殺されてしまいました。
世界のアニメーションをリードする聖地での事件、世界中が悲しみに暮れました。

また海外では、3月にニュージーランドのモスクでの銃乱射事件、8月の米テキサス州での銃乱射事件などが起きました。ニュージーランドでは50人もの人が亡くなっています。
このような事件が起こると必ず銃規制の話題が出るのですが、一向に改善されないというのはどうかと思いますね。
逆にこのような事件が起こると銃製造会社の株価が上がるというのは皮肉にしか思えません。

(災害・火災)

今年は台風による災害の年でもありました。
9月には台風15号が首都圏を直撃し、千葉県で猛烈な風が吹き屋根をとばされる家が相次いで、93万戸が停電し、完全復旧に長い時間がかかりました。
その余韻が冷めない10月には、今度は台風19号が上陸、関東・甲信越から東北にかけて多くの河川が氾濫し、死者・不明者が100人を超える大災害になってしまいました。
ここのところ西日本中心に毎年のように多くの被害が出る異常気象が続いていましたが、いよいよ関東以北にも来たという感じです。
今までの台風の進路とは違ったルートを通るというのが今年の台風の特徴でした。これは地球温暖化が大きく影響しているといわれています。

今、スペインでCOP25開かれています。
温暖化の原因である温室効果ガスの排出を減らすための枠組みをぎろんしているのでしょうが、各国の思惑があってなかなか議論が進まないようです。
アメリカはトランプ大統領がパリ協定からの離脱を表明し、日本もまた煮え切らない!
地球温暖化は“待ったなし”の事実です。早急に何とかしなければ、地球の将来が危ういのです。
“今”を多少犠牲にしても“将来”に望みを残すのが現代に生きている我々の使命なのだと思います。

この温暖化対策の一つの活路として、自然エネルギーにより発電した電気をリチウム電池に蓄電するという方法が取り組まれ始めました。
リチウム電池は我が国の吉野彰旭化成名誉フェローが発明したもので、吉野氏は明日(11日)ノーベル賞の授賞式です。
日本の誇りです。それを活用する分野でもぜひ世界をリードしてもらいたいものです。

また今年は火災で大きな遺産を失った年でもありました。
4月のフランスノートルダム大聖堂の火災、そして10月の沖縄首里城の火災です。
両方とも有数の観光地でもあり、また歴史的建造物です。
首里城自体は戦後再建されたものではありますが、多くの秘蔵品などが消失してしまいました。
首里城は琉球王国の象徴であり、ぜひ再建して欲しいものです。

(国際問題)

英国ではEU離脱問題で揉めに揉めています。5月にメイ首相が辞意を表明し、代わってジョンソン氏が首相に就任しましたが、それでもなかなか決まらず、ヨーロッパ経済にも暗雲をもたらしています。

北朝鮮を巡る問題では、6月に史上初めてアメリカの大統領が北朝鮮を訪問し、米朝韓の首脳が対話をしましたが、ここに来てまた北朝鮮がミサイル(ロケット砲?)を発射するなど、本当に分からない国です。

また日韓関係もこじれにこじれ、8月に日本が韓国のホワイト国除外を決定すると、韓国は日韓軍事情報協定(GSOMIA)破棄を伝えるなど、子供同士のけんかみたいなことはやめて欲しいと思います。GSOMIA破棄は結果として回避されたようですが、お互いの経済にもマイナス効果しかないのですし、早く友好的な関係を取り戻してもらいたいものです。

一方、7月に勃発した香港の逃亡犯条例改正に反対するデモは一向に収まらず、むしろ拡大かつ過激化して未だに続いています。
中国としても簡単に引くことはないでしょうし、これから大きな火種になることも考えられます。「一国二制度」がいつまで続くのか、悲しい結末にならないことを願います。

(政治・経済)

国内政治は、「桜を見る会」問題で紛糾しています。

確かに「桜を見る会」はいろいろな問題含みだと思います。そして開催をやめれば済む問題ではないと思います。
しかし、政治家は政治をするのが仕事で、そのために我々は多くの税金を払っているのです。
このような問題のために本来行うべき政治的決定を遅らして良いのでしょうか。
政治家たちの政争が先で、本来の政治活動は後回しなんて、これが日本の未来を託している政治家だと思うと、本当に嫌になります。
政治家は、国を良くする、国民のためになる議論をして欲しいと思います。
「桜を見る会」の是非については、政治家以外の第三者に託した方が、よっぽど国民の目線にあった結論が出るのではないでしょうか。

さて、10月には消費税率が上がりました。
景気が下降段階にある中での消費税増税との批判がある中、とうとう実行されてしまいました。
まだ増税から2か月でその真価は出ていない状況ですが、若干消費に翳りが出ているとの声も聞かれます。また、軽減税率の煩雑さについてこれからますます身にしみて感じることでしょう。
せめて増税が有効に使われることを望みます。

今年も日本で、また世界でいろいろなことがありました。
日本が、そして世界全体が明るい未来に向かって進んでいるのであれば良いのですが、なぜかそうでないような気がします。
昔に比べて生活はものすごく便利になりました。欲しいものは大方手に入るし、住環境は快適です。
しかし、気持ち的には昔の人の方が明るかったように感じます。  昔(高度成長期)の日本人は“今日より明日”“明日より明後日”が良くなると信じていました。  経済全体が大きく成長していたからです。  今は貧しくても、これから良くなる。そう信じていたのです。  しかし現代は必ずしもそうではありません。
“明日が良くなる”と信じられない人が多いのではないのでしょうか。
そのためには日本のリーダーが「明るい未来像」を示すしかありません。
「明るい未来像」を描けるリーダーがでてきて、これからの「令和」の時代を創っていって欲しいと、切に思います。

  (山本哲郎)

会社概要

株式会社アクシィ経営支援室
創立:昭和61年8月
代表取締役:山本哲郎
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山本公認会計士事務所
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